ビッグ6という言葉は既にレスターシティやウルブズらによって崩されつつある。

だが、今回はまだその言葉を使わせてもらおう。

1月の移籍市場は後半戦のリーグを左右する重要な決断の場であり、救世主が誕生する瞬間でもある。

今回は旧ビッグ6が1月の移籍市場で獲得すべき選手を紹介しよう。


マンチェスターシティ-カリドゥ・クリバリ



Kalidou Koulibaly in action for Napoli in the Serie A this season

エメリク・ラポルテが離脱してからのマンチェスターシティは明らかに不調に陥っている。

守備はタイトルをもたらすと言うが、ラポルテほどの実力者を失えばチームへの影響力も大きくなるだろう。

首位のリバプールとの差は14。

まだ無敗の彼らを追いかけるにはこれ以上は離されてはならない。

カリドゥ・クリバリはご存知の通り、セリエA最強のセンターバックとして君臨し続けているスペシャルな選手だ。

ラポルテの代わりはおろか、彼とともに史上最強クラスのディフェンスラインを築き上げることも可能なオプションとなる。

ベテランであり、本職ではないフェルナンジーニョに頼りっきりでは後半戦はもちろんのこと来シーズンに向けて良い準備ができるとは言い難い。

クリバリはフィルジル・ファンダイクのように1人で周りを輝かせる能力もあり、マンチェスターシティの数年後を考えても守備の基礎を作り上げてくれるだけの力がある。

クリバリはナポリへの愛情をかなり示してはいるが、監督であるカルロ・アンチェロッティが解任され、チーム内部で争いがあると言われている。

£90mはかかると言われているクリバリの移籍金を満額支払えれば十分に獲得のチャンスはあるはずだ。




チェルシー-ジェイドン・サンチョ/ハキム・ヅィエフ



Jadon Sancho has lit up Bundesliga with his stellar performances for Borussia Dortmund this season

チェルシーにはワールドクラスの選手が必要だ。

いや、現在在籍している選手たちの多くはワールドクラスであることは確かだ。

しかし、スカッドを若くしながら戦っているフランク・ランパードのチームには圧倒的なクオリティが必要なのだ。

年齢とともに衰えるだろうペドロとウィリアンにいつまでも頼ることはできない。

なのであれば数年後を計算しながら即戦力として活躍できるアタッカーを獲得できれば彼らにとって理想的な展開だろう。

ジェイドン・サンチョはその勢いをブンデスリーガで落とすことなく進化し続けており、若いチームの中でも最高の輝きを放つことができるはずだ。

£100mと言われる移籍金は今のチェルシーにとって十分に支払える額であり、他のチームと来夏の移籍市場で争奪戦を繰り広げるよりも良いだろう。

ハキム・ヅィエフはアヤックスで圧倒的な攻撃力を見せているアタッカーだ。

昨シーズンのチャンピオンズリーグで一躍有名となったが、結局昨夏は残留を選択した。

線は細いもののテクニックやキックのレベルは既にワールドクラスであり、プレースキッカーとしても計算できる点は嬉しいだろう。

サンチョのように10年後まで活躍できるかは厳しいだろうが、支出を抑えながらの獲得としてはかなり魅力的なはずだ。

どちらかをスカッドに加えることは後半戦のチェルシーにとっても、そして来シーズンの準備のためにも大きな意味を持つ。


マンチェスターユナイテッド-アーリング・ハーランド



19-year-old Erling Braut Haaland has been highly prolific in the Austrian Bundesliga and the Champions League this season

マンチェスターユナイテッドには信頼できるストライカーが必要だ。

ロメル・ルカクを失い、マーカス・ラッシュフォードとアントニー・マルシャルに任せることはリスクが高い。

チャンピオンズリーグの舞台で躍動し続けたアーリング・ハーランドは既にプレミアリーグでも十分にやれるクオリティを示したのではないだろうか。

よりストライカーとして、ボックス内で大きな力を発揮するハーランドはまさにユナイテッドが欲している人材だろう。

ポール・ポグバを怪我で失っている今、創造性を作り出せる中盤も必要かもしれないが彼ほど信頼できるストライカーが前線で構えていればスールシャールにとっても他のオプションを考えやすくなるはずだ。


以前より移籍が噂されており、それなりの移籍金がかかることが予想されるがそのための投資は覚悟していると思って間違いない。

10代ながらも名門の救世主としてハーランドがプレミアリーグに降臨するのだろうか。



アーセナル-トーマス・パーティ



Atletico Madrid midfielder Thomas Parteycould be an excellent addition to Arsenal

アーセナルは大きな問題を抱えている。

ウナイ・エメリが解任されたものの、調子が戻っているようには見えずにいるからだ。

彼らの前線はピエール・エメリク・オーバメヤン以外で計算が経つ選手がいないと言っても過言ではない。

しかし、アレクサンドル・ラカゼットやニコラ・ペペらは持っている能力は高いためすぐに解決する可能性はある。

それよりも深刻なのが中盤の問題なのだ。

守備的ミッドフィルダーとして有効な選手がおらず、守備の崩壊が止まらずにいる。

アトレティコマドリーのトーマス・パーティはアトレティコらしい守備と力強い攻め上がりを持っており、ダイナミックさと計算された動きを併せ持つ選手だ。

彼の隣ながらグラニト・ジャカも活きる可能性はあり、ダニ・セバージョスやメスト・エジルはよりプレーがしやすくなるはずだ。

アーセナルは夏に予算を使っており、大金を再び使うことが難しいかもしれないが現状から回復するためには必要な投資となるはずだ。


スパーズ-ブルーノフェルナンデス




Bruno Fernandes should be a top priority for Spurs if Christian Eriksen were to leave


スパーズはモウリーニョ体制になってからクリスティアン・エリクセン抜きでも十分に戦えるチームとなってきている。

しかし、やはり彼の創造性があればチームがより活きるという点は否めない。

デレ・アリが覚醒してきた今ならより必要な選手のはずだ。

そんなエリクセンは確実にこの冬か来夏で去ってしまう。

スパーズが獲得可能でなおかつエリクセンの代わりを務め、モウリーニョが納得するだけのクオリティを見せることができる選手は現時点でブルーノフェルナンデス以外にいないだろう。

絶大な得点力を持つミッドフィルダーであるブルーノフェルナンデスはスパーズにダイナミックさと得点力をプレゼントしてくれるはずだ。

優れたテクニックの持ち主でもある彼はプレッシャーがかかる場面でも落ちついてボールを処理し、前線のハリー・ケインやソンフンミンと言ったストライカーたちを大きくサポートできる。

問題は彼を獲得するだけの資金をダニエル・レヴィ会長が出すか否かだ。

これを断ればモウリーニョとの亀裂が生まれるきっかけとなるかもしれないが・・・。




リバプール-ティモ・ヴェルナー



timo-werner


現在リーグ戦無敗でトップに立つリバプールのロベルト・フィルミーノ、モハメド・サラー、そしてサディオ・マネのトリデンテは変わらぬ破壊力と献身性でチームに貢献しつくしている。

ディボック・オリギやジェルダン・シャキリら控えの選手たちも躍動しはじめ彼らの前線は贅沢の極みのような状態だ。

しかし、彼らがプレミアリーグはもちろん複数のタイトルを狙っているのならば前線の3人と変わらないクオリティを持った選手の獲得を望むはずだ。

それがティモ・ヴェルナーだ。

彼の特徴はシャキリでもオリギでも真似できない守備への貢献だ。

どこに蓋をすればカウンターに繋がるか、どこにプレスをかければより得点に直結しやすいかを考えながらプレーし、なおかつ得点も決める恐ろしい選手なのだ。

カウンター時にはそれを殺さぬスピードと周りを見る目で効率的にゴールまで繋げることができる。

守備には定評がある彼らのスカッドにヴェルナーが加わればもはや何者も彼らを止めることはできなくなるだろう。