プレミアリーグの移籍やら噂やら

プレミアリーグは今がアツい その中でも毎年優勝争いとCL出場権を懸けた戦いをするトップ6のチームの移籍に関する噂を主に紹介する

2019年09月

先日行われたプレミアリーグにおいてリバプールはシェフィールドユナイテッドに勝利し、今シーズン未だに引き分けることも負けることもなく勝ち続けている。

昇格組のシェフィールドユナイテッド相手ということもあり、アウェイと言えども確実に勝利すると思われていた。

しかし、結果は1-0とかなり苦しめられた中での勝利となったのだ。

今シーズンの昇格組は何かが違う。

マンチェスターシティを倒したノリッジシティを見ればそれはもはや周知の事実だが、シェフィールドユナイテッドはその中でもクセが強すぎるチームだ。

今回はリバプールとの試合を分析し、シェフィールドユナイテッドの恐ろしさを伝えていこう。

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勝負を決めたワイナルドゥムの一撃



正直、シェフィールドユナイテッドは大敗してもおかしくはなかっただろう。

サディオ・マネやモハメド・サラー、前線の3人が譲り合って決めきれなかったシーンなどリバプール目線ではあまりにも勿体ない場面が多すぎたのだ。

そして勝敗を分けたのはリバプールMFジョルジニオ・ワイナルドゥムの一撃であった。

幸運でもあったのだ。

ゴールキーパーのディーン・ヘンダーソンにとって難しいボールではなかったのだ。

ピッチコンディションがよくなかったせいもあると思うのだが、それでもゴールマウスに吸い込まれていくところにリバプールの”勝利への欲求”という名の圧が垣間見える。

それでもシェフィールドユナイテッドの恐ろしさを感じたのは彼らの攻撃の多彩さだ。


特殊な戦術を用いるクリス・ワイルダー



シェフィールドユナイテッドはセンターバックのオーバーラップという少々変わった戦術を用いている。

スリーバックの外2人が両サイド、ウィングバックを大きく超えてオーバーラップを仕掛けるのだ。

今回のリバプール戦でもその勇敢な姿を見ることはできた。

選手の質次第で対策できる戦術とは違い、この斬新な戦い方は欧州王者をとことん苦しめることとなった。

いつもは効果的にロングボールを用いるはずのリバプールは全く使えず、逆にシェフィールドユナイテッドがロングボールによるチャンスを演出していたのだ。


リバプールの特性を理解した動きと数的優位



シェフィールドユナイテッドはリバプールの攻撃の肝が前線3人ではなく両サイドバックであることに注目していた。

だからこそフォワードであるカラム・ロビンソンとオリバー・マクバーニーに裏のスペースを狙わせたのだ。

こうしてリバプールの破壊力を減らすことに成功したのだ。

実際シェフィールドユナイテッドもチャンスを多く作り出し、フィニッシュの精度さえあれば得点を奪うことはできていたはずだ。

また、センターバックを効果的に使う彼らは数的優位の作り方が非常に上手い。

まさにチームで勝利を掴みにいこうとしている。

クリス・ワイルダーによる斬新かつ高い効果をもたらす戦術に選手たちのインテンシティが共鳴すれば欧州王者さえ苦しめることができるのだ。

甘く見ると治しきれないほどの大火傷を負わされてしまうシェフィールドユナイテッドには今後も注目してほしい。

スタンフォードブリッジはリバプールのみならず多くのクラブにとって厄介なスタジアムだ。

フランク・ランパード率いるチェルシーはチームを大胆に若くせざるを得なく、メイソン・マウントやハットトリックを達成したタミー・アブラハムらが活躍し始めている注目したい時期だ。

欧州王者のリバプールもスタンフォードブリッジで勝つことは至難の業かと思われたが2得点を奪い見事に粉砕している。

チームとしての強さを見せたリバプールはどのようにしてチェルシーに勝ったのか。

その注目のポイントを3つ紹介しよう。

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1.チェルシーの不安定な守備をついたプレッシャー


チェルシーは未だに最終ラインと中盤に不安定さを残している。

エンゴロ・カンテという怪物を除けばリバプールのファビーニョは非常にチェルシーの中盤相手にプレーがしやすかったはずだ。

両チームともに強度の高い動きを見せていたがやはり経験の差が出たのだろうか。

セットプレーによりいとも簡単に守備を崩してしまったのだ。

あれだけ激しく戦っているにもかかわらずセットプレーで落ち着きとアイディアを見せたリバプールはやはりとんでもないチームだ。

もちろんトレント・アレクサンダー・アーノルドのシュートやアンドリュー・ロバートソンのクロスも素晴らしかった。

すべてが完璧に合わさったからこそ生まれたゴールなのだ。

チーターのように一瞬で相手を制圧したかと思えば狼のように静かに寝首を搔いてしまう。

恐ろしいハンターなのだ。



2.チャンスを決めきれなかったチェルシー



チェルシーにまったくチャンスがなかったわけではない。

セサル・アスピリクエタのゴールはVARによりノーゴールとなってしまったが、ほんの数ミリの決断であった。

最もゴールに近づいたのはタミー・アブラハムだろう。

セカンドキーパーとしてはもったいないほどの実力を持つアドリアンを褒めるしかないが、ハットトリックで今乗りに乗っているだけにチーム全体としても士気が低下しただろう。

エンゴロ・カンテが恐ろしいゴールを決めたがリバプールを相手にするならあのようなスーパーゴールだけに頼ってはいけない。

ほんのワンチャンスを決めきれるかどうかが勝敗を左右するのだ。




3.現在トップに位置しているのが納得できる守備修正の早さ



今のリバプールの守備は恐ろしいほど強固ではない。

アリソンの離脱もあり、失点することが珍しくはなくなってきている。

リーグ戦では6連勝をしているがチャンピオンズリーグのグループリーグではナポリを相手に2-0で敗戦している。

ところがその失敗を引きずることなく世界1のセンターバックであるフィルジル・ファンダイクとその相棒ジョエル・マティプはあっという間に堅い守備を取り戻したのだ。

特にマティプはMOMにも選ばれているように5回の空中戦に勝利し7回もボールを奪っている。

エンゴロ・カンテのゴールがあり、守る時間が増えていたがまったく焦ることなくフィルジル・ファンダイクとともに攻撃を跳ね返し続けたのだ。

ミスをしても修正する力があればより強くなれることを証明してくれた。

5.ポール・ポグバ




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ここまで4試合に出場しているポール・ポグバ。

今夏は移籍のうわさで多くの人を楽しませ、マンチェスターユナイテッドファンを不安にさせた注目の選手でもあった。

そんな彼は相変わらず素晴らしいプレーを見せている。

中盤でのパワフルなプレーはネマニャ・マティッチやスコット・マクトミネイらでは真似できるものではなく、間違いなく今のチームを支えている中心人物だ。

だが、チームは残念ながら低迷してしまっている。

これからCL権圏内である4位を目指せるかどうかはポグバにかかっているだろう。


4.ジェームズ・マディソン




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今シーズン、既に別格の働きをしているレスターシティのジェームズ・マディソン。

レスターが現在3位にいるのは監督のブレンダン・ロジャースのおかげであるが、同時にマディソンの存在があってのことだ。

22歳とは思えぬ素晴らしいビジョンを持っており、相手を一撃で殺してしまうパスも持っている。

さらにはフリーキックまで蹴るというのだから恐ろしい限りだ。

仮にレスターがかつてのように躍進するとしたらその中心には常にマディソンがいるだろう。


3.ベルナルド・シウバ




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昨シーズン、チームの核であるケヴィン・デブライネが怪我をしたにもかかわらずチームが創造性を保っていたのはベルナルド・シウバがいたからだ。

この選手の大きな特徴の一つがチームのためにハードワークできるという点だ。

攻撃面でダビド・シルバ、ケヴィン・デブライネらのようなビジョンを武器に貢献するのみならず守備面でもサボることは決してない。

小さな魔術師という言葉が似合うベルナルド・シウバだが今シーズンもマンチェスターシティを支える圧倒的なマジックを見せてくれるはずだ。


2.ファビーニョ




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ファビーニョはおそらく世界でも最も過小評価されている選手だろう。

リバプールが開幕から6連勝しているのは圧倒的な攻撃力が要因だろうがチームを中心で支えているのがこのファビーニョだ。

サイドバック出身でPK職人の顔もある彼は素晴らしいボール奪取能力で相手のチャンスの芽を摘み、素早く攻撃へと切り替え正確な展開を見せてくれる。

リバプールの鍵である攻守の切り替えの早さをキャプテン、ジョーダン・ヘンダーソンとともに体現している一人だ。

モハメド・サラーやフィルジル・ファンダイクらが注目されやすいが是非ともファビーニョのプレーをよく見てほしいと思わせる選手だ。

1.ケヴィン・デブライネ




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このリストの1位は疑う余地がない。

怪我から復活したケヴィン・デブライネは既に6試合で2ゴール7アシストを記録している。

機械のように正確でありながら機械すらも騙してしまうような予測不能なボールを送り出すこの青い悪魔は相手チームからすると最悪の存在だろう。

さて、今シーズンはいくつディフェンダーに悪夢を見させるつもりなのだろうか。

1.最多出場記録 - ギャレス・バリー 653試合




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キャリア合計21シーズンをイングランドで過ごした鉄人。

シーズンの数だけで言うならばライアン・ギグスの22シーズンが上だがその分多く試合に出場しているのは驚異的なことだ。

ユースを過ごしたアストンヴィラには合計で12年在籍しており、バリーのすべてが詰まったクラブと言っても過言ではないだろう。

彼の最後のクラブはウェストブロムウィッチであり、2018年についにそのキャリアに幕を下ろした。


2.最多クリーンシート - ペトル・チェフ 202




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ラグビースタイルの様なヘッドギアを被りながら試合をすることでおなじみのペトル・チェフ。

若くしてトップクラスのゴールキーパーの一人となったチェフはチェルシーで鉄壁の守護神として君臨し続けた。

現在アリソンやエデルソンなど優れたゴールキーパーがいるが、チェフは彼らでも達成することのできない202という数字を残しているのだ。

チェコ代表としても38試合で24回ものクリーンシートを記録しており、まさにミスタークリーンシートである。


3.最多アシスト数 - ライアン・ギグス 162




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フットボール史上最も素晴らしい選手の一人だ。

ギグスは22シーズンをオールド・トラッフォードで過ごし、合計で34個ものトロフィーを獲得した。

優れたウィンガーとしてゴールも量産し、その数は合計で109ゴールにもなる。

だが、それよりも優れていたのは彼のチャンスメイク力だ。

ボールの行く末を予想できる目とそれを実行できる左足によて162のアシストを生み出した。

この数字はセスク・ファブレガスを50以上上回るものであり、今後破られることのない記録だ。


4.ヘディングでのゴール数 - ピーター・クラウチ 53




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プレミアリーグの巨人、ピーター・クラウチが叩き出した53ゴールという数字を超えるのは至難の業だろう。

彼はそのすべてをヘディングで記録しているのだ。

あのアラン・シアラーですらヘディングでは46ゴールに留まっていることを考えるとクラウチがどれほど難しいことをやってのけたかがわかる。

ロボットダンスでおなじみの彼は多くの人から好かれた選手でもあり、愛されキャラとしてそのキャリアを過ごしただろう。



5.最多得点記録 - アラン・シアラー 260




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最後に紹介するのは260ゴールもの数字を出したアラン・シアラーだ。

最多ハットトリック、最多エリア内からのゴール、そして最多PKゴールの記録も持っているまさに怪物ストライカーだ。

セルヒオ・アグエロがハットトリックの記録を抜く可能性があるが260という数字を超える選手はもう二度と出てこないかもしれない。

まさにプレミアリーグのレジェンドだ。

イングランドではウェイン・ルーニーやが名ストライカーとして名を馳せており、現在ではハリー・ケインがシアラーと同程度のレベルでゴールを決めている。

ケインはシアラーを超えるのか?

それは時代だけが知ることのできるものだ。

1.テーム・プッキ




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ノリッジシティの監督であるダニエル・ファルケは怪我人が続出しているとプレス・カンファレンスにて語っていた。

それを聞いたファンは昨シーズン44ゴール、今シーズンでは既に6ゴールを決めているエースのテーム・プッキの出番はなく、バスを止める戦術をとると思っただろう。

しかし、実際は遅く精彩を欠いていたマンチェスターシティ守備陣へ切り込み、得点のみならずアシストも奪って見せた。

29歳になってなお進化を続けているプッキは確実にファルケ監督率いるノリッジシティをけん引する存在だ。


2.サム・バイラル




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ラヒーム・スターリングとオレクサンドル・ジンチェンコをことごとく防いだ右サイドバックは残念ながらハイライトで扱われることはほとんどなかった。

8回のデュエルに勝利し、5回のリカバリーに成功したバイラルは今夏加入したばかりとは思えないプレーを見せてくれた。

特に、ファルケ監督から指示されていたスターリングの中へのコースを切る動きはこの試合において非常に重要な戦術的ポイントとなった。


3.エミリアーノ・ブエンディア



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昨シーズンのチャンピオンシップにおいて最も過小評価されている一人だ。

ノリッジシティの用いているハイプレッシングを支えている重要な人物であり、マンチェスターシティとの試合では鍵となる動きのほぼすべてにブエンディアが関わっていた。

コーナーキックや2点目の起点、そしてオタメンディの隙をついた決定的な働きはまさに素晴らしいの一言に尽きる。

ブエンディアとその2点目を決めたキャントウェルの中盤は現在のプレミアリーグにおける最も素晴らしいヤングコンビだろう。



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